こみっくがーるず2巻感想



こみっくがーるず2巻感想


こみっくがーるずの2巻を読みました。

やはりこの漫画はいいですねー。

この作品、こみっくがーるずは、心に刺さるところがたまにある、そういう変わった作品なのです。

私は特に、ダメダメなかおすちゃんが、漫画を書き続けてきたというシーンが突き刺さりましたね。

絵を描く時だけは泣き止んだ小さいころのカオスちゃんの話です。

こういうシチュエーションはこの作品の最大の強みだと思います。

ただ、今後どうなっていくのかなーというのはありますね。

そして、考えられるパターンは大きく3つあるような気がします。具体的には以下のとおりです。

  • 覚醒無し

    ダメダメなかおすちゃんは、やっぱりダメなままでしたというオチ。日常系ではこれもありだとは思うし、読者は安心して読める利点があるも、突き抜ける可能性は失われると私は思います。現状維持対策としては有効。ただし、上昇対策としては不適切。

  • 制限付き覚醒

    例えば、かおすちゃんが酔っ払ったり、風邪を引いたりしたきっかけに、すごいかおすちゃんに変身するというオチ。しかし、制限付きであるため、本人はそのことを忘れたり、覚えていなかったりする。そのため日常に戻りやすい。この制限付き覚醒の利点は、かおすちゃんの読者評価が上昇する可能性がある。そして、作品としても一歩前進する可能性があると私は思います。ただし、失敗した時、読者はそんなこと求めていないような場合は一歩どころかかなり後退する可能性がある。

  • 覚醒ステージ

    かおすちゃんが頑張って覚醒し、その状態を維持するようになれば、この覚醒ステージに突入します。その後の展開でも主人公が意図的に覚醒を継続するパターン。これによってダメダメ主人公からすごい主人公に地位が変化する。しかし、これは麻薬でもあるため、一旦使うと、インフラを引き起こしてしまいかねない危険がある。かおすちゃんの評価がうなぎのぼりの可能性がありますが、一歩間違えれば作品そのものが終わる可能性があります。

    例えば、けいおんでは、唯が追試テストで100点をとったりが、ここでいう制限付き覚醒に似ている気がします。ダメダメな主人公が意外とすごいやつかもっていう印象を与えるシーンですね。

    何をやってもさっぱりだめなかおすちゃん、そのままでも全然良いと思うのですが、意外とすごいやつかもっていうのを見せるのもありなのかもしれないなーと思いました。

    でも、正解なんてないんですよね。

    先程も言いましたが、この作品は刺さる作品です。これは素晴らしいことです。そういったものを持っているからです。このように刺さる作品は多くはありませんからね。

    しかし、なぜ刺さるのかというと、「ダメダメなキャラが、それでも頑張るから」です。

    これですぐに上手くいくんだったら、多分刺さらないです。

    したがって、ダメダメなかおすちゃんが、ダメなまま頑張り続けるっていうのでも全然良いと思うのです。

    しかし、覚醒すると、その一瞬は刺さりまくると思うので、そういうのもありだと思うわけです。

    ただし、一旦覚醒すると、次からの刺さり具合は減少するかもしれません。これがデメリットであり、リスクでもあります。

    つまり何がいいたいのかというと、刺さることと、カッコよさを演出することは継続的に両立することは難しいってことです。

    確かに、2つが一瞬だけ合わさり、爆発的なパワーを生み出すことはあります。

    これは、かっこ良くて、なおかつ刺さるという無敵状態です。

    しかし、無敵状態は長い時間続きません。

    2つは次第に離れていき、場合によっては基礎パワーの大幅な減少に繋がるでしょう。

    しかし、ここを上手くやれば、この作品は突き抜ける可能性がある作品だと私はそう感じました。