アニメに出てくる女の子が現実的ではない問題



程度は色々あるけれど、私自身、余りに非現実的なアニメはあまり好きになれなかった。

かと言って、気持ち悪いとも思わないけどね。

ただ、現実的な女の子が割と描かれているアニメもあって、今期ではふういんぐうぃっちとか田中くんとかがそうだった気がする。もちろん、理想ではある。理想はいっぱいつめ込まれている。現実的ではない部分もいっぱいあると思う。

つまり、現実の女子中高生はあんな可愛くないというわけだけど。いや、文句を言ってるわけでは全然なくて、事実として。もちろん、これは男子でも同じ。

例えば、とても言いにくいのだけど、現実の女の子はトイレだって行くし、悪口だって言うし、悪態だって付くこともあるだろう。

でも、アニメの中の女の子って、そういうのはあまり見かけない。特に日常系。

これは単に時間の問題、つまり、アニメは時間が限られているので、重要な部分だけを切り取って描かれているという問題があるからかもしれないし、更には女の子の理想を描くために意図的に作られるからなのかもしれない。

でも、これはアニメに限ったことではなく、日常系に限ったことではなく、例えば、ハリウッド映画についても言えることだろう。

スターウォーズやアイアンマン、ドラマ24の主人公や登場人物は現実的だろうか。アクションは現実的だろうか。性格は。経済はどうだろう。アイアンマンの主人公は世界一の金持ちだった気がするし、ジャック・バウアーはハチャメチャだ。

でも、だからといって彼らを叩く人はあまり見かけない。

したがって、要は見せ方の問題な気がする。

これが上手くやれていない場合は、気持ち悪いと思われることも、そりゃあるだろう。

そして、私もどちらかと言うと、これを上手くやれているアニメのほうが好きだったりする。人気が出るのも多分、ある程度の現実味がある女の子たちだと思う。

例えば、けいおんの唯なんて、鼻水垂らしている姿や夏にパジャマで床に寝そべってだらけている姿などが映しだされる。しかし、このキャラを好きな人は多いし、私も好きだ。

そして、現実的な部分がある程度描かれているキャラって、数は少ないけれど、現実でもいたりはする。めちゃくちゃ少ないけれど。

それは主に、性格的な部分の一致だと思う。

例えば、悪口や陰口を言わない女の子は現実にはとても少ない。けれど、全くゼロというわけではない。「そんなんいるわけないじゃん」と考えられる方もいるかもしれない。けれど、それは観測範囲が狭すぎる。自分の周り=世の中というわけではないのだから。

確かに、本質的に性格の良い子はすごく珍しいかもしれない。そういうタイプはめったに見かけないけれど、稀にそういう子も世の中には存在している。

そういう奴には絶対に裏があるって?そりゃあるだろうさ。裏がない人間なんていない。例えば、けいおんの平沢唯だって、裏であくどいことを考えてたりもするし。あみだくじでズルしたりとか。

日常系の功罪があるとすれば、このようにめったに存在しない普通の性格をした女の子を、あたかもどこにでもいるよう描写しているからではないだろうか。

ここで、普通の性格って言ったけど、普通って意外と少ないと私なんかはそう思っている。

それはどうでもいいか。

さて、色々と書いたけど、最後にこの問題の本質でも書いて終わりにします。

この問題の本質は、「なぜ現実からかけ離れている日常系アニメの女の子はダメなのか」という話です。

それは、一つに心が受け入れられないからであり、一つに心が納得出来ないからですね。

私の場合「それじゃあ面白くないから」って答えますが。でも、面白く無いって感じるのも、納得出来ないと感じるのも同じようなことなので。

人って何か考える時、当然ながら手近なところから関連させて考えるんですよ。いや、そこを関連させたらダメだろとかではなく、これは、そこを関連させないと、何も考えられないという非常に深い領域の話をしています。

なにもないところからは、何も出てこない、そういう話です。何かあるから考えられる、その一つが現実からだというそういう話。

なので、頭を空っぽにして見れない人は、「現実から離れている女の子はダメ」と考える傾向にあるようです。

そして、私もどちらかと言うとそうですね。というか、頭を全く空っぽにしてアニメ見ている人なんてそうそういないと思いますね。もしそうなら、その人は死んでいるか、死にかけの状態なのでは?

冗談ですが、まあ、そんな感じで、あくまで程度の問題ですが、普通の人(正常な人)は「現実から離れすぎている女の子は好きになれない」という人が多いでしょう。そして、「気持ち悪い」まで行くと、現実とのリンクが強すぎて頭空っぽにして楽しめない人はこう考えるのだと思います。

あと、異常な人、死にかけの人、精神崩壊を起こしている人、メンヘラな人などは「現実から離れすぎている女の子のほうが好きになれる」という人が多いのかもしれません。

おわり。