私が書籍を電子化する理由と、電子書籍を読む環境

To die by your side今回は、私が、書籍を電子化する理由と、電子書籍を読む環境を紹介できればと思います。まだまだ不便な環境ですので、この記事を読んで下さった方は、コメントにて、自分が使用しているツールや環境をポストして頂ければうれしいです。
photo credit: Marce Mendez Campos



私が書籍を電子化する理由


私は、富士通の ScanSnap などを使って、本を電子化してから読むことがあります。


なぜ、このような面倒な事をするのかというと、様々な理由がありますが、もっとも大きい理由は、 コンピュータを操作しながら、本を参照しにくい というものです。


私は、普段は漫画しか読みませんが、そんな自分でも、たまには本を読みます。そして、特にコンピュータ関連の本を読むときは、同時にパソコンを操作する必要性が出てくることが多いように感じます。


パソコンを操作する必要性とは、例えば、コーディングの実例が出てきた場合などです。こういった場合、私は、できる限り実際にパソコンを使ってコードを書き、実行するようにしています。


そんな時、本を電子化していないと、本を開きながら、パソコンを操作することになりますが、読みたいページを開いても、すぐに本が閉じてしまうため、最終的には、本を叩きつけることになります(本を叩きつけても、あまり、効果はないんですが...)。


しかし、書籍を電子化していると、現実として本を開く必要はなく、パソコン操作に集中できることになります。このことで、本を読むことと、実際にコードを書き、実行してみるという動作が非常にスムーズに実現できるようになります。


ただし、これを実現するには、①必要な物が多い、②面倒というデメリットが存在ます。


書籍を電子化するデメリット




1. 必要な物が多い
私の環境では、書籍を電子化し、それを読むには、以下のようなものが必要になります。

(1) ディスプレイ : MacBookAir11では、縦書きの本はとてもじゃないけどスムーズに読めません。また、画面領域が狭く、おおよそ電子書籍を読むか、コードを書くか一つの作業領域しか確保できない事が多く、電子書籍を読みながら、コードを書くということは、非常に難しいです。よって、デュアルディスプレイを導入する必要があります。

(2) ScanSnap : 紙を一度にたくさんスキャンするための機械。これがないと、本を電子化できない。

(3) 断裁機 : 本を一枚一枚の紙の状態にしなければ、スキャナにかけられない。よって、断裁機を使って、本を一枚一枚の紙の状態にする必要があります。

2. 面倒くさい
書籍の電子化は、かなり面倒な作業です。本を断裁機にかけ、スキャンし、それを保存するという手順が必要になります。



電子書籍に関連し、私が実践している方法


ここで、少しでもスキャンの面倒くささを緩和させるため、または、電子書籍をスムーズに読むために、私は以下の様なことを実践しています。


表紙や白紙はスキャンしない






よくスキャンに失敗するので、私は、表紙をスキャンしません。ついでに、スキャンする前に、最初あたりについてくる白紙も取り払ってしまいます。表紙は必要ならば、ネットから取ってくるようにしています。


2枚重ねでスキャンされてしまった場合






時に、一度に2枚をスキャンしてしまうことがあります。気づいた時には、もう遅い場合が多く、次のスキャンが実行されています。こんな時は、失敗したものをもう一度最後にスキャンするようにしています。


これは、時間のムダを省くために有効です。スキャナを止め、確認し、再度スキャンという作業はかなりの手間です。また、読み飛ばしても良いページかもしれませんし、そもそも電子化しても読まないことがありえます。このような可能性を考えると、当該書籍を読んでいるときに、必要になったら抜けているページを最後のページあたりから探し、持ってくればいいと思います。


スキャンしたものはJPEGで保存する






私は、スキャンした本をPDFよりもJPEGで保存することを優先しています。なぜなら、JPEGのほうが情報をまとめやすいと考えるからです。私が本を読む目的は、おおよそ3つあります。具体的には、(1)内容の暗記、(2)情報の整理、(3)情報の理解です。情報が膨大になりつつある現代において、(1)内容の暗記は大変です。また、情報がコンピュータに記録されることが多くなっているため、人間が情報を暗記する価値も低くなってきているように感じます。もちろん、暗記しなければならないこともありますが、私が本を読む目的は、(2)情報の整理であることが多いような気がします。


そんな時、電子書籍をJPEGで保存しておくと、このページは何度も読みなおすかもしれない、重要だぞと思ったページをまとめたり、整理したりすることが、ファイルの移動だけで実現できるので、とても便利だと思います。


もちろん、PDFからJPEGへの変換は容易ですし、また、PDFでも情報の整理という目的が達成できないかというと、そうではありませんが、より直感的で、基本的な方法を私は重視します。よって、この点について、私は、スキャンした本をPDFよりはJPEGで保存することを優先するようにしています。ただし、これは、本の内容によって、変更される優先順位としたほうが、適切であるとは思います。


スキャンする際は、ファイル名をページに対応させる






私は、ファイル名は、本のページに対応させるようにしています。その理由は、検索したり、整理したりという作業をスムーズに行うためです。例えば、電子書籍を読んでいて、74ページというと、ファイル名「img074.jpg」というようにです。これが、例えば、「img075.jpg」などだった場合、やはり、以上の作業をスムーズに行うことは難しいと考えます。


私が電子書籍を読む時の環境


私が電子書籍を読む時の環境は、だいたい以下の様な感じです。 JPEG Viewer, File Manager, Paint Tool を起動させています。





comix linux_server_hack.zip &

cd ~/pictures/book/

mc

open -a Skitch ~/Pictures/book/scan/img074.jpg



comixの操作方法





C-d : ブックマークに登録する




C-b : ブックマークを開く

Esc : キャンセル

w : 横幅いっぱいに表示する

h : 縦幅いっぱいに表示する

f : フルスクリーンで表示する

Fn-↓↑ : 1ページごとに移動

Fn-→← : 最後のページ、最初のページ

Space : 下スクロール

Shift-Space : 上スクロール



書籍を電子化する際に気をつけたいこと



お気に入りの本は電子化しない





お気に入りの本は、電子化しないほうが良いような気がします。もちろん、何度も読み返すものであり、常に持ち運ぶ必要性があるなど、特段の事情があれば別ですが、私はお気に入りだけは電子化しないようにしています。


その理由というのは、客観的な理由はあまり思い浮かばないのですが、私がお気に入りの本を開くときは、落ち込んでいる時が多いです。


こういう時は、iPhoneやノートパソコンでその本を読むよりも、実際の本で読んだほうが、落ち着くという主観的な理由から、私は、お気に入りの本は電子化しないようにしています。


ポケットリファレンスの類はどうすべきか






私は、大型本を電子化するメリットは大きいと思いますが、ポケットリファレンスの類は、電子化するメリットはそれほどないと考えています。


一つに、こういった本は持ち運びやすいように、携帯しやすいように作られていることがほとんどです。よって、電子化して持ち運べるようにするメリットは少ないと考えます。


また、特にコンピュータ関連のポケットリファレンス本は、私の場合、とても慌てているときに開くことが多いです。そんな時は、データとして持っているよりも、実物として持っていたほうが落ち着きます。


コンピュータハード関連の本は、電子化しないように






まあ、私の場合に限ったはなしですが、パソコンを1台しか持っていくて、タブレットも持っていない人が、コンピュータハード関連の本を電子化すると、結構大変なことになります。


パソコンのハード関連の設定をいじっているときは、電子化した本を開けない事が多いですからね。なので、手元に持っておくことをおすすめします。


最後に


以上はあくまで、自分環境の場合の説明であって、書籍の電子化または、電子書籍の閲覧に関しては、個人の環境、目的、本の内容などによって、適切な答えが変化することが考えれれます。よって、ここで紹介した方法や環境がすべてではありません。ここで紹介した内容は、あくまで参考程度に考えて頂ければと思います。


前に、おすすめの技術書を紹介したことがありましたが、今度は、技術書にかぎらず、おすすめの本をまとめてみようかな。