エンジニアの仕事について

MBP今回は、エンジニアの仕事について書いた記事を読んでみて、その感想を書いてみたいと思います。
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エンジニアは1で、デザインは100


【インタビュー】クックパッドのUIデザイナー:「エンジニアの仕事が0を1にする仕事なら、デザインは1を100にする仕事 」という記事を読みました。今回は、この記事への感想を書いて行きたいともいます。


数字の問題


まず、上の記事のタイトルで挙げられている数字に着目してみましょう。これを数字に置き換えると、エンジニアは+1、デザイナーは+99となります。すごい差ですね。正確な数字に直すとこのようになります。よって、このように考えた方も多いでしょう。デザイナーはエンジニアよりも圧倒的に優れている...と。


実際の問題


しかし、大事なのはそこではないと私は考えます。大事なのは、この記事を書いた人が何を言いたいのかです。


思うに、この記事を書いた人が言いたいのは、エンジニアは何もないところから物を作ることができ、デザイナーは作られたものを売れるようにできるということでしょう。


その先へ


ここまでが、大体の人が考えるところだろうと思います。つまり、エンジニアとデザイナーの役割分担は大切だよということです。これについては、そりゃそうだなぁと納得する人が多いかと思います。とすれば、この記事を書いた人は正しいということになります。


しかし、私は、その先も考えてしまう人です。はっきり言って、嫌なやつです。その理由は、前にもこのブログに書いたかと思いますが、私にとっては、性別や社会的地位、年齢、その人が有名人か否かというのは、どうでもいいことであり、私が見るのは、その人がどういう人間か、その一点だけを気にしてしまうからです。


よって、この記事を書いた人がどのような人か、どのような考えを持っているのかというのを少しばかり想像してしまいました。もちろん、私の予想は当たりませんし、想像の結果が意味のあるものとは到底思えませんが、一応、考えてみます。


文章からは人が見える


私は、おおよそ人の行動には本性が出るものだと考えています。文章も行動の一つなので、文章にもその人がどういった考えを持っているのかが分かることが多いと思っています。当たり前だろと言われてしまいそうですが、これは書かれていること以外でということです。文章には、文章で書かれていること以上に、見えるものがあるというのが私の考えです。


記事のタイトルでもそうです。タイトルを考える時間がながければ長いほど、その人が出ると思います。主に、文章(記事のタイトルも含める)というのは、読んでくれた人を説得のためのものであり、「エンジニアの仕事が0を1にする仕事なら、デザインは1を100にする仕事 」という記事についてもそうでしょう。では、誰を説得する必要があるのか。


もちろん、一般の読者(ここでは一般人のこと)ということになりますが、この記事のタイトルからも分かるように、説得しなければならないのは、一般人の他に、エンジニアとデザイナーということになります。


デザイナーに関しては、100点中+99点をもらっているので、それだけで説得は十分でしょう。あとは、+1点しかもらえなかったエンジニアの方を説得する必要がでてきます。


よって、「エンジニアの仕事が0を1にする仕事なら、デザインは1を100にする仕事 」という記事では、エンジニアがいかに何もないところから素晴らしいものを生み出すかが書かれていますし、その重要性についても書かれています。


しかし、先程も言ったように、文章にはその人が何を考えているのかが意図せずとも見えてしまうようにできています。例え話についてもそうです。確かに、これがすべてに当てはまるかというとそうではありません。しかし、そういったことが多いように私は思います。


ここで、私が想像してしまったのは、いくらエンジニアが素晴らしい機能を持ったものを作り上げても、デザインが良くなくては今の時代売れないという考えです。(当該記事を書いた人の考えではありませんし、そんなことも言われてないです)


ただ、文章においては、意図せずして人が見えることがあるかもしれないというのがここで言いたかったことです。


個人的な考え


では、本当に上のような考えをお持ちの方がいるとして、それは悪いことなのかというと、それは、全く違います。私は、その人がどのような考えを持とうが、それは批判の対象にすべきではないと考えていますし、そんなことは自分にとってどうでもいいことです。


私は、エンジニアでもなければ、プログラマーでもありません。パソコンのこともよくわかりません。しかし、今回は、果たしてエンジニアは何もないところから作るのかという点について考えてみたいと思います。


「エンジニアの仕事が0を1にする仕事なら、デザインは1を100にする仕事 」という記事では、エンジニアの仕事は、0を1にする仕事だと書かれています。無から有を生み出す仕事だということです。もちろん、これは単なるたとえ話であって特に意味があるわけではないと反論されるでしょう。


しかし、私は、エンジニアが何もないところからモノを作るかというとそうではないと考えています。エンジニアもデザイナーと一緒で、ほとんどの場合、知識と知識の組み合わせでモノを作るのだと思います。また、アイディアについても、何もないところから湧いて出るのではなく、今まで見てきた数多くの作品などの影響を受けて作り出されるものであると私は考えています。無から有は生まれません。宇宙の誕生というような壮大なテーマでもない限り、私はそのように考えます。


例えば、エンジニアが書くコードでもそうですが、プログラミング言語という元からある言語を使って書くことがあります。いちから言語を作ってということではありません。もちろん、自分言語を作って作業している人もいます。しかし、それをパソコンを使って作っている以上、これについても0から生み出されたものではないです。


よって、エンジニアはなにもないところからモノを作る仕事ではないと考えます。


そして、私は、デザイナーが1を100にする仕事なら、エンジニアも1を100にする仕事なのだと思います。逆も同じで、デザイナーが0を1にする仕事なら、エンジニアも0を1にする仕事です。これは、上で述べた主張と矛盾しそうですが、この場合、デザイナーとエンジニアが同じ位置から出発するため0の定義が変更され、よって、このように解するのだと考えてくださればと思います。


ちなみに、上で言う定義が変更された0とは、おおよそ「人に喜んでもらえる」という内容になります。通常、出発点は両者そこからだと考えるからです。人に喜んでもらうために、デザインするし、プログラムを作る。そして、どちらかが欠けても不満を持つ人が予想されることから、より多くの人に喜んでもらうためには、両方大事ということになります。


最後に


あまりにも本質から離れた意味のないことをグダグダと書いてしまったなという印象です。決して何かを批判しているつもりはないし、怒っているわけではないんですけどね。ただ、無から有を作るか、そうでないかという認識は、結構本質的な考えの違いに見えたので、今回、記事にしてみました。